
二つの引き戸の先まで、視線を通す
三つの空間が木の引き戸で順につながる3Kを想定します。二つの開口を斜めに見通し、奥の左の窓と右側の小窓から入る光を生かす構成です。低いチークのテーブルと明るいソファは、敷居から離して置く案に。共有の居間から各室へ向かう道を空け、誰かが立つたびに他の人が動かなくてよいよう、家具の距離を探します。

厚い木の組みと、編みの隙間
木の接合部を感じられる家具に、ケーンの編み座を組み合わせます。しっかりした木の厚みの隣に細かな隙間があると、濃い色の家具でも表情に軽さが生まれます。クリーム色のリネンは大きな明るい面として使い、陶器の器は少量だけ添える案に。飾りで雰囲気をつくるより、座る家具や使う天板の素材から部屋を組み立てます。

竹と布を、順番に重ねる
窓には竹のシェードと薄布、さらにカーテンを組み合わせる想定です。異なる層を重ねる分、既存の窓まわりで取り付けられるか、操作する余地があるかを先に確認します。すべてを同時に閉じる見え方だけでなく、一層ずつ開けた姿も大切。竹の細かな線と布の柔らかな面が、朝の光の中で違って見える窓辺を考えます。

共用品は、低い目線で取り出しやすく
床に近い暮らしを考えるなら、よく使う道具の収納もその動きに合わせたいところです。テーブルに置き続けるのではなく、座る場所の近くに戻す区画を設ける提案です。共有する器と個人の持ちものを分け、誰でも分かる行き先をつくります。木の家具を増やす前に、取り出すときと戻すときの姿勢を確かめ、必要な高さを選びます。